「あどれっさん」はかなり厳選されたバーボンやスコッチがそろう本格的なバー・スタイルの造りですが、メニューの中心には和食のお刺し身料理が並び、意表をつかれます。
「確かに、生ものの魚とバーボンという取り合わせは、誰もあまり考えない領域です。だからこそ、そこにチャレンジするこの道の醍醐味があると思うんです。とくにメーカーズマークというバーボンは、料理との相性がいいですね」
若林さんが実際に感じられたメーカーズマークの特性は何でしょうか。
「香りはとてもあるのですが、それが強すぎることもなく、味もきつくなく、自然でまろやかですね。昔よくいわれたメロウという表現がぴったり合うバーボンです。だからどんな料理とも合わせやすい」
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メーカーズマークはそもそもが他のバーボンにはないソフトでまろやかな味覚を求めて開発されたのですが、メーカーの方もまさか日本の刺し身と相性がいいなんて、想像も及ばないでしょうね。
「そうですね(笑い)。でも日本だって、これまではバーボンに生ものの魚を合わせることはタブー視されていましたから。しかし、この取り合わせはお客さんからかなりの評価を得ています。自信を持ちましたね。これからもどんどん生ものを取りいれて、料理メニューの7割ぐらいを魚で勝負したいと思っています」
かつてのバーボンのイメージとは隔世の感があります。
「僕らが若いころ抱いていたバーボンのイメージと、今の若い人たちのそれは180度違います。バーボンに限らずスコッチもそうですが、昔は洋酒というものを流行のなかで飲んでいた。
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今は、自分の舌で確かめて納得のいくものを飲む。『自分の味』というものが解かってきた人が多い」
お酒の世界も本物志向がかなり高くなってきたということでしょうか。
「ですからウチでは、どこででも飲める酒は置かない。飲んで本当に納得のいく価値がある酒だけを厳選しています。なかでもメーカーズマークの評価は抜群です」
どんな評価を頂いていますか。
「当店ではボトルキープもやっていて、メーカーズマークの黒が圧倒的に多いのですが、MMを入れた人のほとんどが次もMMをオーダーします。メーカーズマークの味を一度覚えると離れられないんです。こんなに受ける魅力的なバーボンは類を見ません。出来ればMMの黒だけで商売をしたいぐらいです」
[インタビュー:2001年1月18日]
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